プペルを横目にホリエモンミュージカルについて書いた

毎年12月にクリスマスキャロルという舞台をホリエモンがやっているんだけど、会場が同じ東京キネマ倶楽部ということもあってプペルのミュージカルが解禁されたとき真っ先に思い出した。

クリスマスキャロルは2019年の公演に夫が行ったんだけど、なんだか何もかも全てが私の知っている演劇とは異なっておりイケメンを消費するタイプの小劇場で経験を積んだと思っていたわたしのオタク人生も本当にまだまだだなあと思った。

プペルのミュージカルがクリスマスキャロルみたいじゃないと良いね、と思いつつ逆にあそこまで振り切ってくれた方がいいかも、という気もするので書く。

*便宜上わたしが行ったみたいな視点で書くけど実際行ったのは夫なので事実考証(夫)で書いています。

 

衝撃ポイントが多すぎるので羅列

①基本的に食事付きが前提のためチケットが高い。食事なしチケットもあるけどあの箱で7,000円だし、食事付きだと40,000-150,000円まである。

②150,000円の席の人は幕間にホリエモンとご飯を食べることができる(ホリエモンはキャストなのでサンタクロースの格好をしている)

③一番スタンダードな食事付きのアリーナテーブル席(円卓)にはどこかの企業の社長っぽい人や綺麗なおねいさんがいる。そして食事付きなのでドリンクオーダーがあり、どこの誰かも分からない社長?がドンペリを開けて各テーブルに配っていたりする。

④スポンサーの宣伝タイムがある。湘南美容外科が筆頭スポンサーなので美容機器の宣伝などが幕間に行われる。ゲストの人がそれを体験していたりする。

⑤幕間に主要キャスト以外の人たちが会場内を歩いており、場内で使える仮想通貨でチェキが撮れたりする。

⑥キャストとは別にどこかの実業家とか文化人みたいな謎のゲスト枠あり、本編の富豪役として出てくる。

⑦食品系のスポンサーの商品(お菓子や鯖寿司)が会場内に置いてあり、どの席の人もそこへ行けば無料でもらえる。

⑧本編終了後、ゲストの謎のライブがある。

 

今までおたくやってて、食事付きのイベントとか結構あったけど流石にここまでダイレクトにスポンサーの絡みを感じたりお金の動きを感じまくることはなかったので本当にカルチャーショックだった。

全体的にやばいんだけどここで感じたのはわたしらおたくは初めからお呼びでなく、高額なチケットを買っているのはホリエモンと親しくなりたいどこかの企業の社長でありホリエモンもそういう層を狙ってこの興行を打っているなということである。

だから謎の社長はポーズとしてドンペリを大量に下ろして卓に配るし、そうするとドンペリ入りました〜という声が聞こえてくるシステムになっていたし。おたくからするとチケット高いし舞台は別に完成度高くないし明らかにやばい仕事で怖いけど、自分は客じゃないんだなと思ったらちょっとホッとしたところもある。ホリエモンが本気で演劇やろうとしてたら逆に怖いし本当によかった。

クラウドファンディングもやってたけど劇中小物販売とかキャスト動画メッセージくらいでキモ!!ってのはあんまりなかった。

プペルがどうなるかわからないけどなんとなくホリエモンは対企業からお金を稼ごうとしてプペルの方は客からなんじゃないか、ということを少し思っている。

 

ヒロイン目当てだったので彼女がこの作品に出たことはオタクとしては不幸な出来事だったけど、世の中には知らないことが沢山あるな、、、ということを知れたことだけちょっと良かった。その後これ繋がりっぽい仕事もないし。

ずっと気になっているのはこの舞台2018-2020まで3年連続でやっていて、2020年は中止になってるけどあんまりお気持ちブログとか見ないなということ。明らかにやばいのにブチギレおたくがあんまり観測できない。2019.2020はキャストを絶妙に舞台界隈じゃないところから連れていているからかとも思ったけど、2018年はバリバリ舞台の子たちなので。

キャストに湯澤さんがいることもわたしはすごく引っかかってしまったし、出たのが私の推しじゃなくてよかった。夫の推しだった。夫は異文化体験としてめちゃくちゃ楽しんでいたのでよかったです。

 

ホリエモンミュージカルはおたくはそもそも客じゃない感が強くて不快だったけど聞く限りは看過できる程度だったとは思う。強靭なおたくのハートさえあれば。第一印象があまりにも最悪すぎるのでなんとかいいところを見つけようとしておたくの財布からはチケット代以外の金を取ろうとしてこないという点を異常に評価してしまっている可能性はある、、。

おたくが客じゃないならよくある関係者のみの内内の舞台みたいに企業関係者のみでやってくれという感じもあるけど、金払うから関係者向けの舞台観せてくれよと思うのがおたくだし、クリスマスキャロルに関してはこういう変な仕事もあったねと割り切るしかなかった。

 

一番怖かったのはこれの3ヶ月後くらいに夫の推しの事務所の女の子たちがホリエモンとゴルフコンペをやっていたことで、これは本当に怖かった。夫の推しは選抜されてなかったから行ってないけど、〇〇ちゃんとラウンドまわれる権利!が8万で売っていてすごく怖かった。8万ならおたく的には安いまであるか…?とも思うけどやっぱりどう考えてもやばいのでやらないでほしい。

ていうかある程度ゴルフの心得ないとラウンドなんてまわれないしグラドルすげーなと思った。色々あるんだろうな。

 

このおもろすぎる話を聞いてからずっと夫にブログとして記録に残してくれって訴えていたんですが聞いてもらえなかったのでわたしが質問攻めにして書きました。本当はもっと面白いのにわたしの技量じゃ文章に出来ない。やっぱり私も行くべきだったな。

 

プペル、何も起こらないといいよね。

 

おしまい。