今週のお題「これって私だけ?」
アイドル現場においてブログやTwitterで「○○とはなんだったのか」みたいな記事を書いている人は大抵が在宅で、現場に何の利益ももたらさず液晶画面の前でのみご高説を振りまき在宅同士でのみ分かち合い楽しんでいる寒い人たちだと思っていた。
ここで言うブロガーは武道館、ドームツアーをやっているレベルのアイドルではなく所謂地下アイドルやフリーライブで特典会をやっているアイドルグループの在宅ブロガーを指す。
現場を成り立たせているのはガチ恋だし煩くて厄介で大なり小なりルール違反もするけど、ちゃんとCDを買って特典会で騒いでいる人たちだと思っていたし今も思っている。違反はよくないけど、そうなってしまっているのが大多数だと思う。
だけど非ドル現場を降りた今、わたしは現場にも行かず自宅で公式Twiterやブログを見て好き勝手言ってるだけの全くお金を落とさない嫌いだったはずのただの在宅オタになってしまった。
ミリオンドール というWEB漫画がある。
ひきこもりのアイドルオタク「すう子」は、1つだけ特技を持っている。 それは、ブログの力で女性アイドルの人気に火を付けること。 すう子は福岡県糸島市の地方アイドル「イトリオ」に目を付けて売り出そうとするが、 アイドル現場のカリスマ「リュウサン」と地下アイドル「マリ子」の存在が立ちはだかる! 業界で話題の「ミリオンドール」は、アイドルオタクである筆者藍が描く、リアルすぎるアイドル群像マンガ。
在宅ブロガーのすう子と現場TOのリュウサン、アイドルグループのイトリオ、ソロのマリ子の視点から観たアイドル現場を取り巻くお話。
まず、わたしはすう子もリュウサンも実際に通う現場が被っていたのならものすごく苦手だし絶対無理だと思った。
すう子がブログでいくらもてはやされていたとしても直接現場にも通っていないしほとんどお金を落としてもいない。
楽しむためにやっているのであってアイドルの役に立つために推しているわけじゃないっていう言い分なら理解出来る。
だけどイトリオの役に立つためにブロガーとしてネットを盛り上げてオタクをする方法をすう子は自ら選択している。
全く分からない。在宅が悪いと言いたいわけじゃない。現場に来ないのに現場のことに首を突っ込み何とかしてやろうという精神に無性に腹が立つ。
リュウサンはリュウサンで、わりと現場でよく見るタイプの若い男オタって感じだ。おたくにおけるカリスマという概念が良く分からないけど、CDを積んだりオリジナルを現場に持ち込んだり、こういう人がいると活気があっていいなあと思う。
あくまで自分がリュウサンを好きな場合に限るのが難点だけど。嫌いだった場合にはただ声がデカくて信者の多い面倒くさい厄介オタでしかないのが難点。
わたしは追いかける対象が男だった事しかないからわかんないけど、地下ドルのオタに嫉妬心ってないもの何だろうか。
リュウサンをいつもいつも立てて、久しぶりに現場に来た時でさえ現場の状況を事細かに話す古参のおじさんたちが健気でわりと泣いた。わたしはリュウサンが推し被りだったらとりあえず毎日病んでるだろうな。
CDを積むオタクがアイドルの役に立つと言っても結局一人じゃ微々たるものだし、少数精鋭でCDを積んでもアイドルが売れないのは分かってる。
SNSなんかで布教したりするオタクもいた方がいいと思ってる。だけどSNSで好き好き大好きっていうわりに現場に来ないオタクが100人いるよりライブを見に来るオタクが50人いた方がいいんじゃないかなと思うのはこの先絶対変わらない。
ものすごく極端な例を出したけど、わたしにとってお金を払うことは自分が楽しむためのもので、推しに愛を示す材料で、対応をもらう対価で、次のシングルを出してもらうための投資だ。
在宅の有名オタより金額に差はあれど通い続けお金を落とし続けてきた古参達の方がよっぽど現場を支えていると思う。
これってわたしだけですか?
追記
すう子とリュウサンが実在するかのように生々しく描写してくださっててありがたい感想です(`;ω;´)
— 【公式】藍先生info (@ai_milliondoll) 2015年5月5日
おまいつと在宅 - さくらまつり http://t.co/oGG21v4v9w
作者の方の目に入ったみたいでTwitterとかは鍵垢の住人だからなんか新鮮だった。