さくらまつり

非オタへの道(失敗)

虚構の現実が観たいのだ/ひとりぼっちのみんな「デトックス述懐」

推しがでてるそこそこの舞台と、推しは出てないけどおもしろそうな舞台 - さくらまつり

 こんなエントリを書いてから自覚したけどわたしは多分演劇が好きなわけじゃない。シュチュエーションドラマを見ながらあるあるわかる!!ってするのが好きなだけなのだ。

ファンタジーもサスペンスも興味がない。一度に数百人程度しかいられない空間で現実よりは多少大げさに描かれた人間の関わり合いが観たいだけなんだ。と、先日タイトルの舞台を観て思った。

 推しが出る舞台なんてほぼ全部内容に興味がない。推しの芝居ありきで追ってるから作品を観た後でその後の自分の糧になってるなあって感じたことが殆どない。クソ舞台を観たことはあんまりないけど良い作品だったなあって思うこともかなり稀で、それは単にわたしのストライクゾーンがめちゃくちゃ狭いだけだったんだな。

 この間、ひとりぼっちのみんな「デトックス述懐」という作品を観た。チケットは1500円だった。観に行こうと思った理由はいくつかあるけど、脚本演出がねもしゅーの演出助手の人だということと、猪股さんが出ているからというのが主。ほかにもいくつかあるけど。

わたしは演劇的演出*1*2がめちゃくちゃ苦手で正直この作品にそういう演出はかなり沢山あったけど最近観た作品の中ではかなり良かったなあと思った。

 例のごとく女同士の空気感やクソ男が出てくる話だった。演劇の短大で本気で演劇をやりたい子、なんとなく入っただけで本気じゃない子、芝居が出来て尊敬されてるけどヤリチンの男、すぐヒステリーを起こす子、友達の彼氏の家に泊まって揉める子、ヤリチンはクソだと思いつつ自分がそう言う流れにならないとガッカリする子。そういう一言ではうまく説明出来ない出来事が目の前で繰り広げられるのがわたしはめちゃくちゃ好きなんだなあと思った。修羅場愛好家。

 20歳の誕生日を迎えて「わたしにはもう価値がない」とか言っちゃう女、わかりみしかなかった。わたしは今21歳だけど、めちゃくちゃ若いって分かってるのになんで焦っちゃうんだろうなんなんだろう。日本への不安?

他にもそういうことを描いた演劇があるなら知りたい。本当に知りたい。チケット代に上限はつけないけど多分こういうのをやってるのは小劇場系な気がするし、もはや演劇じゃなくても全然良い。東京03の対立のコントがめっちゃ好き。ヤマシタトモコ先生の「HER」も大好き。自分の好きなジャンルをようやく理解出来たから劇団の見当もつけやすくなった。よかった。

デトックス述懐、めちゃくちゃにオススメはしないけど*3わたしはすごく好きでした。

 

 

おしまい

 

*1:舞台上にいるキャストが誰ともなくひたすらに全員心情を話したりとか

*2:舞いながらセリフを言うとか

*3:苦手な演出がまあまああったから。でもそれがプラマイゼロになるくらいには楽しかった。チケット1500円だし